LVBP(ベネズエラウインターリーグ)Águilas del Zulia 完全ガイド:西ベネズエラの誇りを羽ばたかせる鷲たち

※この画像は公式ロゴではなく、記事用に作成した自作イメージです。
No está relacionada con el diseño oficial ni con las marcas registradas del equipo Águilas del Zulia.
「Águilas del Zulia(アギラス・デル・スリア)って、どんなチーム?強いの?歴史は?」
そんな疑問を持つ野球ファンに向けて、本記事ではLVBP(ベネズエラ・プロ野球リーグ)を代表する名門チーム、Águilas del Zuliaを徹底解説します。
結論から言えば、アギラスは伝統とファン人気を兼ね備え、国内外で輝かしい実績を有するクラブ。歴代6回のリーグ優勝と2回のカリビアンシリーズ制覇を誇ります。
本記事では、歴史、本拠地スタジアム、注目選手、近年の戦績傾向、ファン文化、そして将来の展望まで幅広くカバーします。
※こちらの記事もどうぞ!!
www.mi-vida-es-siempre-libre.net
www.mi-vida-es-siempre-libre.net
Águilas del Zuliaとは?西ベネズエラを象徴するチーム
チーム概要と由来

https://maps.app.goo.gl/SB6fbGc5TzmHh11B8?g_st=al
-
創設:1969年に現在の体制でスタート。前身にはララ州や他地区の球団が関わる系統も。
-
優勝回数:LVBPで6回(1983-84、1988-89、1991-92、1992-93、1999-00、2016-17)
-
カリビアンシリーズ優勝:2回(1984、1989)
-
チーム名「アギラス(鷲)」はズリア州にゆかりある鳥を象徴とした命名。地域に根差したアイデンティティ。
スタジアムと環境:マラカイボにそびえる「鷲の巣」
エスタディオ・ルイス・アパリシオ “エル・グランデ” は収容約24,000人規模で、3番目に大きいベネズエラ国内の球場の一つ。
マラカイボの気候と風、湖沿いの景観などが観戦体験に独特の風情を添えます。夜風に吹かれながらのナイトゲームは格別です。
歴史的スター
Águilas del Zulia は多くの輝かしい選手を輩出してきました。
-
Luis Aparicio (ルイス・アパリシオ):ズリア出身。MLB名スーパースターで、チーム名スタジアム名の由来にも関わる。
-
Greg Maddux や Larry Biittner、Rubén Amaro など、MLB経験者が助っ人として在籍した歴史もあります
現在(2024〜25期)も、若手とMLB経験者の混合ロースターで戦力強化が進んでいます。公式サイト上のロースター情報から強化動向が見られます。 l
近年の戦績傾向とリーグでの立ち位置
(注:2020年代の詳細勝敗データは限定的な公開情報が多いため、傾向ベースで紹介します)
-
アギラスは 伝統強豪と見なされ、タイトル獲得経験からファン基盤が強い。
-
近年は他強豪と競合し、上位争いに度々顔を見せています(例:最新成績表では順位 3位あたり)。
-
家庭球団の Bravos や Tigres、マガジャーネスらと比較して、安定性と歴史の裏付けが強み。
現在Águilas del zuliaでプレー経験のある現役MLB選手
Jackson Chourio(ジャクソン・チョーリオ)
・2025年ミルウォーキー・ブリュワーズ所属
・2004年3月11日生まれ、ベネズエラ出身
・右投げ右打ちの外野手
2025年MLB成績
試合数 131試合 打率.270 安打 148本 二塁打 35本 3塁打 4本
本塁打 21本 盗塁21 打点 78 長打率 .463 OPS .770
Águilas del zulia 成績
(2021〜22シーズン)17歳
試合数 12試合 打率.204 安打 10本 二塁打 1本
本塁打 1本 打点 5 長打率 .286 出塁率 .250 OPS .536
(2022〜23シーズン )18歳
試合数 21試合 打率.256 安打 21本 二塁打 5本
本塁打 1本 打点 4 長打率 .354 出塁率 .291 OPS .644
(2022〜23シーズン )19歳
試合数 17試合 打率.379 安打 25本 二塁打 5本 3塁打 1本
本塁打 1本 打点 6 長打率 .530 出塁率 .453 OPS .984
(2024〜25シーズン )20歳
試合数 7試合 打率.389 安打 7本 二塁打 1本
打点 3 長打率 .444 出塁率 .500 OPS .944
日本と関わりが深い選手
・アレックス・ラミレス(Alex Ramírez)
ベネズエラ出身の元プロ野球選手であり、後に日本国籍を取得した名選手・名監督です。外野手として活躍し、メジャーリーグ(MLB)ではクリーブランド・インディアンスやピッツバーグ・パイレーツに所属した後、2001年に日本プロ野球(NPB)へ移籍しました。
日本ではヤクルトスワローズ、読売ジャイアンツ、横浜DeNAベイスターズでプレーし、
・通算2,000本安打、
・2度のセ・リーグMVP(2008・2009年)、
・外国人選手初の名球会入り
という偉業を達成しています。
引退後は監督としてDeNAを率い、若手育成にも貢献。現在も日本野球界で高い人気と尊敬を集める存在です。
また、母国ベネズエラでは、Águilas del Zulia(アギラス・デル・スリア)**の選手としてもプレーしており、
日本とベネズエラの野球文化をつなぐ象徴的な人物として知られています。
NPBでの通算成績(2001〜13年)
試合数 1744試合 打率.301 安打 2017本 二塁打 328本 3塁打 12本
本塁打 380本 打点 1272 盗塁 20 長打率 .523 出塁率 .336 OPS .859
2024〜25年シーズンÁguilas del zulia でプレーした日本人選手
・浅野森羅(アサノシンラ)
茨城アストロプラネッツ(BCリーグ)→Águilas del zulia (lvbp)
Águilas del zuliaでの成績
(2024〜25年シーズン)
試合数 3試合
投球回数 3と3分の1回
勝敗 0勝1敗
防御率 5.40
奪三振 4
whip. 1.50
近年の戦績傾向とリーグでの立ち位置
-
アギラスは 伝統強豪と見なされ、タイトル獲得経験からファン基盤が強い。
-
家庭球団の Bravos や Tigres、Magallanesらと比較して、安定性と歴史の裏付けが強み。
🦅 Águilas del Zulia 直近5年間の成績(2020-21〜2024-25)
| シーズン | レギュラーシーズン成績 / 順位 | ポストシーズン進出 | 特記事項 |
|---|---|---|---|
| 2020-21 |
40試合19勝21敗でリーグ最下位 |
× | コロナ禍やリーグ運営の影響もあったとされ、2リーグ制で行われた。 |
| 2021-22 | 49試合 20勝 29敗、勝率 .408、7位 | × | 成績は改善の兆しは少なく、ポストシーズン争いからは遠い位置。 |
| 2022-23 | 56試合 21勝 35敗、勝率 .375、最下位 | × | 非常に苦しいシーズン。勝率も低く、上位との差が大きかった。 |
| 2023-24 |
57試合 25勝32敗、勝率.439 6位 |
× | 上位チームとの差が広がり、序盤から苦戦。 |
| 2024-25 | 56試合中 30勝 26敗、勝率 .536、3位 | ○(ラウンドロビン進出) |
ラウンドロビン、7勝9敗で3位。 惜しくも決勝進出ならず。 |
ファン文化と象徴する象徴行事
-
マラカイボのファンは熱狂的で、「アギルーチョ(Aguilucho)」と呼ばれるサポーター文化が根付いています。
-
毎年 11月18日 に開催される「Clásico de La Chinita(ラ・チニータクラシコ)」は、ヴァージン・デ・チニータの祭日に合わせた伝統試合。地域的にも意味深いゲームです。
まとめ:羽ばたき続ける “鷲” の物語
Águilas del Zulia は、ズリア州を象徴するクラブであり、地域の誇りと歴史を背負って飛び続けるチームです。
優勝経験と国際舞台での栄誉を持ちながら、今なおファンの期待を集め、人材育成や戦力投入を通じて次の黄金期を目指しています。
LVBPを知るなら、この“鷲の巣”から始めるのも非常におすすめです。