第2回ベネズエラウインターリーグ(LVBP)を知る!カルデナレス・デ・ラナ(Cardenales de Lara)完全ガイド🇻🇪
「LVBPってどんなリーグ?」「カルデナス・デ・ララって強いの?」――そんな疑問を抱えていませんか?
南米・ベネズエラで毎年開催されている**ベネズエラウインターリーグ(LVBP)**は、熱狂的な野球文化に支えられた伝統あるプロリーグです。その中でも「カルデナレス・デ・ララ(Cardenales de Lara)」は、安定した実力と熱いファンベースを持つ注目チームの一つです。
この記事では、LVBPの基礎知識から始まり、カルデナレス・デ・ララの歴史・注目選手・スタイル・観戦方法までを徹底解説します。初めてLVBPを知る方にも、すでに興味を持っている方にもわかりやすく、魅力が深まる内容をお届けします。
LVBPの奥深さと、カルデナレス・デ・ララの魅力に迫る旅へ出かけましょう!
⬇️前回、第1回のレオネス・デル・カラカスの紹介はこちら⬇️
ベネズエラウインターリーグ(LVBP)を知る!①レオネス・デル・カラカス完全ガイド - 旅×野球×スペイン語ブログ Miharuの3つの好奇心
LVBP(ベネズエラウインターリーグ)とは?
・ LVBPの概要と開催期間
LVBP(Liga Venezolana de Béisbol Profesional)は、ベネズエラで開催されるプロ野球の冬季リーグで、毎年10月から翌年1月にかけて行われます。8つの球団が所属し、プレーオフとチャンピオンシップを経て、最終的にカリビアンシリーズへと代表チームが出場します。
(カリビアンシリーズ)
ドミニカ共和国、ベネズエラ、プエルトリコ、メキシコの4カ国のウインターリーグ優勝チームと招待枠で出場する他の中南米のチームが総当たりで優勝を争う歴史ある大会。
また、カリビアンシリーズについてこちらのブログで詳しく記事を書いていきます!
ベネズエラ国内でのLVBPの人気と役割
LVBPはベネズエラ国民にとって単なるスポーツではなく、文化そのものです。各都市の誇りをかけた応援は、日常生活の一部として根づいており、試合日には街全体が熱気に包まれます。政治的・経済的困難を抱えるなかでも、野球が人々に希望と娯楽を与える存在となっています。
・ MLBとの関わりと選手の動向
MLBのオフシーズン中であることから、多くのメジャーリーガーやマイナー選手がLVBPでプレーします。若手の育成、ベテランの調整、地元ファンとの交流など、MLBとのつながりは非常に深く、スカウトの注目も集まっています。
カルデナレス・デ・ララ(Cardenales de Lara)とはどんなチーム?
・チームの設立背景と成り立ち
カーディナルス・デ・ラナは、1965年に設立されたチームで、ベネズエラ西部の都市ララ州バリキシメトを本拠地としています。赤を基調としたユニフォームが特徴で、設立当初から堅実なチーム運営と選手育成に定評があります。
http:// https://x.com/CardenalesDice?t=6xkO6dPFcbpTkxkzudJPvQ&s=06
(X(旧ツイッター)
・本拠地バリキシメトの特徴と球場情報
本拠地はエスタディオ・アントニオ・エレーラ・グティエレス球場。約20,000人収容の近代的なスタジアムで、観戦環境は国内トップクラス。バリキシメトは音楽と文化の街としても知られ、試合前後の観光も楽しめます。
https://maps.app.goo.gl/7Kzii1yEXCkUyuDR8?g_st=al
(エスタディオ・アントニオ・エレーラ・グティエレス球場)
地元ファンと応援文化
・応援スタイルとチャント
ファンは陽気で情熱的。ブブゼラや太鼓を使った応援はまるでお祭りのようで、ノンストップでスタジアムを盛り上げます。特に「¡Vamos Cardenales!」のコールは、試合の勝敗に関係なく鳴り響きます。
・ファングッズとマーケティング
チームカラーの赤をベースにしたグッズは多種多様。地元ショップやスタジアム売店では限定アイテムもあり、ファン同士の一体感を高めています。SNSやYouTubeでの動画配信も活発で、若年層の支持を集めています。
カルデナレス・デ・ララの主な実績と強み
・過去の優勝歴とライバルチームとの関係
カーディナルスは過去に6度の優勝を誇り、2010年代には複数回の決勝進出を果たしています。最大のライバルはナベガンテス・デル・マガジャネスで、「赤vs青」のダービーは毎回全国的な話題となります。
直近に行われた2024〜25年のチャンピオンチームです。
・ コーチ陣と戦術面での強み
コーチ陣はMLB経験者や国内リーグで実績のある指導者が揃い、データ分析と現場感覚を融合させた戦術が特徴。選手とのコミュニケーションを重視し、チーム全体に安定感をもたらしています。
日本と関わりのある主な選手紹介
・Anderson Espinoza(アンダーソン・エスピノーザ)現在オリックスバファローズ
2024年11月13日から19日の週において、エスピノーザ選手は2試合に先発し、合計10イニングを投げて2勝を挙げました。 防御率は2.70で、被安打7、自責点2、四球2、7奪三振という内容でした。 この活躍により、同週の「週間最優秀選手(Jugador de la Semana)」に選出されました。
ポストシーズンの成績
エスピノーザ選手は、ラウンドロビン(準決勝)からチームに復帰し、1月16日のアギラス・デル・スリア戦で先発登板しました。 この試合では4イニングを投げ、4被安打、1失点(自責点1)、2四球、6奪三振と好投し、チームの勝利に貢献しました。
さらに、1月23日に行われたファイナル第4戦では、90球を投げて3被安打、2失点(自責点1)、2四球、1奪三振の内容で勝利投手となり、シリーズを2勝2敗のタイに戻す重要な役割を果たしました。 この試合を最後に、日本での契約上の都合によりチームを離れました。
・Edwin Escobar(エドウィン・エスコバー)元DeNAベイスターズ、現ユカタンライオンズ(メキシカンリーグ)
エドウィン・エスコバー投手は、2024〜25年のベネズエラ・ウィンターリーグ(LVBP)でカルデナレス・デ・ララ(Cardenales de Lara)に所属し、リリーフとして19試合に登板しました。
登板数:19試合
勝敗:1勝0敗
防御率(ERA):4.50
投球回:18.0イニング
被安打:17
失点/自責点:11失点(9自責点)
被本塁打:2
与四球:14
奪三振:12
ホールド:3
WHIP:1.72
球数:333球
ストライク数:201
総じて、短いイニングでの起用が中心ながら、要所での登板やホールドシチュエーションでも起用され、ブルペンの一角として一定の役割を果たしました。
カーディナルス・デ・ラナの試合を観戦するには?
・現地観戦のポイントとチケット購入方法
バリキシメトの球場では、試合当日に現地購入も可能ですが、公式サイトでのオンライン購入が安心です。特にライバル戦やプレーオフ時期は早めの予約が必須です。飲食の持ち込みは制限されているため、球場内のベネズエラ料理も楽しみましょう。
https://lvbp.com/ (LVBPの公式ページ)
・ オンラインでの視聴方法(配信サービス・SNS)
YouTubeやInstagramでのハイライト配信のほか、ベネズエラのスポーツ専門チャンネル「Meridiano TV」で生中継される試合もあります。海外からはVPNを使えば視聴可能なケースも多いため、事前に確認しておきましょう。
直近のウインターリーグの試合はこのようにYouTubeで見れますよ!
興味がある方はぜひ!
・観戦時に知っておきたい文化・マナー
観客は非常に情熱的ですが、敬意を持って応援する文化が根づいています。相手チームのファンとのトラブルは少なく、安心して観戦できます。
まとめ:LVBPとカルデナレス・デ・ララの魅力を知ろう
・チームの魅力を通して見えるLVBPの面白さ
LVBPは単なる冬の野球リーグではなく、南米の情熱と人々の生活が交差する舞台です。カーディナルス・デ・ラナの存在は、その象徴といえるでしょう。野球を超えた「文化」を感じることができます。
・他チーム紹介の予告
今後はLVBPに所属する他の伝統チームも順次紹介予定です。ぜひシリーズを通して、ベネズエラ野球の魅力を深掘りしていきましょう。次回は、情熱の港町を拠点とする「ナベガンテス・デル・マガジャネス」にスポットを当てます!