【スペイン語学習者必見】私がよく忘れるスペイン語表現3選とその覚え方
スペイン語でよくある「意味はわかるのに使えない」表現とは?
スペイン語を勉強していると、「この単語、前に出てきて調べたのに、忘れてまた調べ直す…」「毎回同じ単語でつまずく…」という経験、ありませんか?
今回は、私自身が何度も忘れてしまう、スペイン語でよくある忘れがちな表現3つを厳選して紹介します。特に初級〜中級レベルの学習者にとってありがちな落とし穴を解説しながら、記憶に残る使い方のコツもお届けします。
1. ni siquiera(〜さえ…ない)|否定表現の罠
✔️ 意味と使い方
ni siquiera は、「〜さえ〜ない」という強調された否定を表す副詞句です。英語の “not even” に相当します。
例文:
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Ni siquiera me respondió.(返事すらくれなかった。)
Respondió=Responder(返事する、応答する。三人称単数点過去)
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No tenía dinero, ni siquiera para un café.(コーヒー代すらなかった。)Tenia=Tener(持っている。一人称線過去)Dinero=(お金)para un cafe =(コーヒーの、コーヒの為の)
・ 忘れやすい理由と対策
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日本語や英語と語順が異なるため混乱しやすい
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「ni siquiera」が否定の中にあることを忘れる
(間違いやすい理由)
「ni siquiera」は否定の表現なので、スペイン語の否定文構造に慣れていないと、「ni」や「no」の使い方が混乱しやすい。例
(間違い):Me dijo ni siquiera grasias.
正しくは:No me dijo ni siquiera gracias.
対策:
→ 「ni siquiera」を使うときは、前に「no」も一緒に使うことが多いと覚えよう。特に動詞の前に「no」が必要になるケースが多い。
2. definitivamente(絶対に、間違いなく)|スペル間違いに注意!
✔️ 意味と使い方
definitivamente は、強い断定や意志を表す副詞で、英語の “definitely” にあたります。
例文:
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Definitivamente voy a estudiar en España.(絶対にスペインに留学するつもり。)
voy(irの現在型一人称 単数)a estudiar =勉強をするつもり
Ir + a +動詞の原型=〜するつもり、〜する予定、これから〜する。
en España =スペインで
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Esta serie es definitivamente mi favorita.(このシリーズは間違いなくお気に入り。)
⚠️ 忘れやすい理由と対策
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スペルミスが非常に多い(× difinitivamente)
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話し言葉ではよく使うのに、書く時に不安になる単語No.1かも
→ 音声とスペルをセットで練習し、アプリでタイピング練習するのが◎
⚠️ Definitivamenteとabsolutamente違い(ニュアンス・使い分け)
比較項目 | definitivamente | absolutamente |
---|---|---|
意味 | 決定的に、最終的に、間違いなく | 完全に、まったく、絶対的に |
主な使い方 | 判断・決定に関連する場面 | 程度を強調したいとき(とくに「完全否定」) |
よくある表現 | definitivamente sí / definitivamente no | absolutamente nada / absolutamente cierto / absolutamente falso |
違いが出る例:
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No hay absolutamente nadie aquí.(ここには誰も全くいない)←否定+absolutamenteで「完全否定」を強調
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Definitivamente voy a hacerlo.(絶対にやるつもり)←決意や予定に対して使う
🎯 結論:
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✅ 同じ意味で使える場面もある
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❗ でも 「決定・意志」に使うなら definitivamente
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❗ 「強調・完全否定」に使うなら absolutamente が自然
これは、何回も実践で使って覚えるしかないですね!
3. aunque(〜だけれども、〜にもかかわらず)|接続法との相性が難しい!
✔️ 意味と使い方
aunque は、逆説を表す接続詞。「たとえ〜でも」「〜だけれども」のように、前後の文の意味を逆転させる役割を持ちます。
例文:
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Aunque estoy cansado, sigo trabajando.(疲れているのに働き続けている。)
estoy(estarの一人称単数yoの形) cansado(疲れた) =私は疲れている。
estar=(〜である、〜の状態である)
sigo(seguirの一人称単数) trabajando(trabajarの現在分詞) =私は、働き続けている
※seguir +現在分詞=〜し続ける。
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Aunque llueva, vamos a salir.(雨が降っても出かけるよ。)
llueva=llover(雨が降る)の接続法現在型
vamos a salir=出かけよー。
※不確か/仮定/話し手の予想・疑いの場合は接続法
→ その内容が「話し手にとって不確か」「仮定」「知らないこと」の場合。
例:
Aunque esté cansado, seguiré trabajando.
→「たとえ疲れていても、働き続けるだろう」
(疲れているかどうかは不明/仮定 → 接続法)
Aunque llueva mañana, iremos al parque.
→「たとえ明日雨が降っても、公園に行く」
(雨が降るかどうかは分からない → 接続法
❗ 忘れやすい理由と対策
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直説法と接続法の使い分けがややこしい
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文法書で一度読んでも、実際の会話ではとっさに使いにくい
→ 映画やドラマなどの「会話の中のaunque」に注目して体で覚えると◎
スペイン語の動画を見ている時に私は中々この表現一回で聞き取れません😅
まとめ:スペイン語でよく忘れる表現には理由がある!
表現 | 意味 | 忘れやすいポイント |
---|---|---|
ni siquiera | 〜さえ...ない | 語順や否定との組み合わせ |
definitivamente | 絶対に、間違いなく | スペルミスに注意 |
aunque | 〜だけれども | 接続法と直説法の混同 |
✅ スペイン語の学習をもっと効率よくするには?
「こういう表現、なんとなく知ってるけど使えない…」という壁にぶつかったら、実際の会話や例文を声に出して練習するのが効果的です。
特に「野球 × スペイン語」「旅行 × スペイン語」など、自分の興味あるテーマと組み合わせると記憶にも残りやすくなります!
☑ 他にも「スペイン語学習あるある」なども準備中。
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