初心者向けセイバーメトリクス解説:現代野球をデータで読み解く!

 

今回は、私がずっと野球をしてきたこともあり初めて野球について書きます。

現代の野球では、かなりスタイルも昔とは変わり、数えだしたらきりがないほど変化しています。

特にここ、5〜7年ほどで急激に変化し続けています。その中で新しい用語も増えてきて、聞いた事はあるけど良く分からない用語が野球好きの方でもあるのではないでしょうか?

 

その中で本日は、セイバーメトリクスについて書いていきます。

 

 

セイバーメトリクスとは?

セイバーメトリクス(SABRmetrics, Sabermetrics)とは、野球におけるデータを統計学的に分析し、チーム経営や戦略に役立てる手法や考え方のことです。

アメリカ野球学会の略称SABR (Society for American Baseball Research)と測定基準 (metrics) を組み合わせた造語で、野球における様々な指標を用いて、選手の能力やチームの強さなどを数値から客観的に分析します。

 

メジャーリーグでは、公式記録でセイバーメトリクスに基づく指標を複数使用しており、主要スポーツメディアでは、セイバーメトリクスの各種指標数値を選手成績として公表しています。

 

主なセイバーメトリクス

▼打者のセイバーメトリクス

 

OPS(On-base Plus Slugging)

・打席での貢献度を表す。

[計算方法]

出塁率(安打数+四死球)+長打率(塁打数÷打数)

 

・OPSランキング(2025年4月14日時点)

🔽セ・リーグ

  1. 岡本和真 (巨人)          1.175
  2. 小園海斗 (広島)          1.038
  3. 牧秀悟  (DeNA)        0.922

 

 

・チーム別

  1. 巨人  0.685
  2. 広島.       0.650
  3. DeNA.     0.621

         

 

🔽パ・リーグ 

  1. 頓宮裕真  (オリックス)
  2. 杉本裕太郎 (オリックス)
  3. 渡部聖弥  (西部)

 

・チーム別

  1. オリックス   0.820
  2. ソフトバンク  0.706
  3. .日本ハム    0.672

 

・wOBA(Weighted On-Base Average)

・打者の攻撃力(1打席あたりのチームへの得点増加貢献度)を表す。

出塁率と長打率を足しただけのOPSは強打者の方が高くなる傾向にあるが、wOBAは出塁、安打の種別を細かくしている為、得点への貢献度をより的確に示す。

 

[計算方法]

・{0.7×(四死球-敬遠)+0.9×(単打+失策出塁)+1.3×(二塁打+三塁打)+2.0×本塁打}÷(打席-敬遠-犠打)

 

・wOBAランキング(2025年4月14日時点)

 

🔽セ・リーグ

  1. 岡本和真  (巨人)          0.496
  2. 小園海斗  (広島)          0.456
  3. キャベッジ (巨人)    0.448 

 

・チーム別

  1. 巨人 0.310
  2. 広島    0.302
  3. DeNA  0.284

 

🔽パ・リーグ

  1. 頓宮裕真(オリックス)  0.544
  2.              
  3. 杉本裕太郎(オリックス) 0.442
  4. 渡部聖弥(西部)     0.438

 

・チーム別

  1. オリックス     0.365
  2. ソフトバンク       0.327  
  3. 日本ハム      0.305  

 

※評価基準

0.400 素晴らしい  0.320 平均

0.300 悪い     0.290 非常に悪い

 

 

・Spd(Speed Score)

 ・足の速さ(走力)を表す

[計算方法]

速さ=(A+B+C+D)÷4

 

A(盗塁成功率)={(盗塁+3)÷(盗塁+盗塁死+7)−0.4}×20

 

B (盗塁企図)=SQRT{(盗塁+盗塁死)÷(単打+四球+死球)}÷0.07

 

C(三塁打率)=三塁打÷(打数−本塁打−三振)÷0.02×10

 

D(得点率)={(得点−本塁打)÷(安打+四球+死球−本塁打)−0.1)÷0.04

 

※各要素で0以下及び10以上はそれぞれ0、10に変換して計算。

平均は、5前後で数値が高いほど、足が速い選手となる。

 

・spdランキング(2024年8月19日時点)

🔽セ・リーグ

  1. 岡林勇希(中日)   5.19      
  2. カリステ(中日)   5.07
  3. 大山悠輔(阪神)   4.84

 

 

・チーム別

  1. DeNA  4.21
  2. 阪神     3.91
  3. 広島     3.47  

 

🔽パ・リーグ

 

  1. 中川圭太(オリックス)    7.72
  2. 周東佑京(ソフトバンク)   6.85
  3. 長谷川信哉(西部)      5.61

 

・チーム別

  1. ソフトバンク 5.14
  2. 楽天       4.81 
  3. オリックス    4.68  

 

・IsoP(Isolated Power)

長打が多い打者かどうかの長打力を表す。

[計算方法]

長打率−打率 or (二塁打+三塁打×2+本塁打×3)÷打数

 

※評価基準

非常に優秀ー.280以上

優秀   ー.220

平均   ー.170

問題あり ー.120

かなり問題ありー.080以下

 

・IsoPランキング(2025年4月14日時点)

🔽セ・リーグ

  1. 岡本和真(巨人)       0.320
  2. 佐藤輝明(阪神)       0.298
  3. 牧秀悟(DeNA)   0.269

 

・チーム別

  1. 巨人      0.110
  2. DeNA       0.100
  3. 阪神      0.086

 

🔽パ・リーグ

  1. 頓宮裕真(オリックス)    0.388
  2. 杉本裕太郎(オリックス)   0.289
  3. 山川穂高(ソフトバンク)   0.214

 

・チーム別

  1. オリックス   0.153
  2. 日本ハム    0.142
  3. ソフトバンク  0.126

 

 

 

 

データで見ると面白いですね!

今回はここまで💪

 

 

最後に…

サイバーメトリクスに関してもこれから、何回かに分けて書いていこうと思います。

また、今回のサイバーメトリクスに関しましては独自であらゆるサイトを調べてまとめたものになります。

 

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最後まで見て頂きありがとうございました。

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